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学習指導案 / 
選んで比べて考えたヘチマの成長

No.000133 1998/07/06


学校種・学年 小学校4学年
教科 理科、(情報教育)
小学校 4年 理科 学習指導案/指導計画/授業アイディア
学校名 長野県 穂高町立穂高西小学校
作成者・発表元 長畦 明人   (現豊科北小学校勤務)
使用ソフトウェア・教材 表計算・グラフ(キューブカルク)
教育用統合ソフト キューブシリーズ製品情報


1.出会い


数年前にはじめてコンピュータを買い、教室においてみたはいいものの、子ども用にどんなソフトを使ったらよいかわからなかった。
 
雑誌か何かでハイパーキューブを知り、「子ども向けであること」、「ワープロ・表計算・お絵かき・データベースと4つのソフトが入っているのに安い」などの理由ですぐに購入した。しばらくして、発売されたハイパーキューブJr.も購入した。
 
教室のコンピュータにインストールして、子どもには基本的な使い方だけを教えた。休み時間になるとお絵描きや文章を打ったりして使いはじめた。しばらくするといろいろな機能を見つけて使う子どももでてきた。しかし、教室に1台だけのコンピュータでは授業に使おうとは思わなかった。

2.コンピュータ室へ


コンピュータ教室にハイパーキューブが揃っている学校に勤めたのは、穂高西小学校がはじめてだった。本校のコンピュータ室は次のような環境である。

教師用コンピュータ1台 ・ 児童用コンピュータ20台
基本OS MS−DOS、Windows3.1
ネットワーク
CAIソフト
その他のソフト

ハイパーキューブ など
配置 丸テーブルに2台ずつ

 

3.授業事例

 
20台あるならば、授業に使えないものかと考え、教育センターの講座を受講した。それから1年間、講座で教えていただいたことを心がけ、自分なりに行った実践である。

【選んで比べて考えたヘチマの成長】
 
(1) 学年・教科
4年生・理科

(2) 課題
ヘチマのくきの長さや本葉の数の変化は、何とどのように関係するのだろう

(3) 使用ソフトウェア
キューブカルク

(4) 指導する操作
 ・よびだし  ・行の削除  ・グラフ作成  ・範囲指定

(5) 授業の様子

数値が入力されていない表 ”ヘチマ.pws”を創り、ファイル転送機能で各児童用コンピュータのフロッピーへコピーした。子どもはキューブカルクを起動し、フロッピー内の ”ヘチマ.pws” を呼び出した。数値の入力方法、数字と数値の違いを学んだ後、各自の観察記録から、温度やくきの長さなどを入力した。
 
入力後、関係すると予想される項目を選び、それ以外の行を削除した。残ったデータから折れ線グラフを作成し、グラフから関係を考察した。画面上に表示されている表とグラフは保存せずに、再度 ”ヘチマ.pws” を呼び出した。上記活動を繰り返しながら、作成したグラフから考察した。
 
授業の後半では、ヘチマの成長について発見したことを発表しあった。発表時にグラフを全体に示すのには画面転送の機能を使った。この学習で気温や地温が上昇すると、くきの長さが延び、本葉の枚数が増えることが明らかになった。

(6) 感想
グラフを書くことに抵抗のある子どもにとって、予想を確かめたり、考察したりする時間が確保されたことはよかった。また一人一人の試行錯誤が許される活動なので、試行錯誤の中での発見もあった。
 
くきの長さだけが大きな数値のため、グラフの目盛りがくきの長さに対応してしまい、温度と比べるときにその関係が分かりづらかった。最後に温度とくきの長さの2つの目盛りを持つグラフを作成し、児童に提示した。


4.実践を振り返って

 
コンピュータを利用することで、子どもが主体的に学習でき、学習のねらいも達成できることが大切であることを昨年教えていただいた。コンピュータがあるから使うのではなく、今までの授業で困っていたことが解決したり、達成できなかったことが達成できたりするためにコンピュータを使うことができたらと心がけて実践してきた。はたして、今回の実践がそのようになっていたか、不安である。

鉛筆や消しゴム、ものさしのように、学習の道具としての統合ソフトに私が求めたいことは、次の5点である。
(1) どのソフトを使う時も同じ機能は同じ操作で使えること。
(2) 最低限の機能があればよいこと。
(3) 最低限の機能が本物であること。
(4) 学年に応じた表記や辞書があること。
(5) サンプル教材、学習事例があること。
 
今回の実践のほとんどはT.Tで行った。本来は理科専科なので、理科の空き時間を使ってT.Tに入らなければならないため、時間の確保が難しかった。コンピュータ利用教育の専科教員の配置が更に進めば、気軽に先生方がコンピュータ室に足を向けることになり、コンピュータを利用した新しい学習の機会がより多くの子どもに与えられるのではないだろうか。
 
今回の実践にご理解と ご協力をいただいた全ての先生方に感謝いたします。
  

5.今後の予定

 
本年度、ハイパーキューブトレジャーパック(22本)、デジタルカメラ、カラープリンターを購入した。購入したデジタルカメラは画像をフロッピーに保存するので、ヘチマの観察や季節による植物の変化など、長期的な観察記録を各自や班ごとに保存するのに適している。撮影されたデジタル画像をキュープペイントとキューププロジェクターを使って動的に見ることができる。それにより、今までとは違った考察ができるものと期待している。

重点研究では、情報教育を設け研究を進めている。現存は教師自身の情報活用能力の育成と、本校における情報教育のカリキュラムの作成も模索しはじめている.情報活用能力の目標を分析する中で、様々な教科で情報活用能力を育てる場面があることが見えてきた。ハイパーキュープなどコンピュータの活用場面も具体的に盛り込みながら、カリキュラムを作成していく予定である。
 

 

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