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学習指導案 /
ぼくも私も体験博士

No.000401 2001/07/31〜2001/08/05


学校種・学年 小学校4年生〜中学校2年生
教科 特別活動、(情報教育)
小学校 特別活動 学習指導案/指導計画/授業アイディア
中学校 特別活動 学習指導案/指導計画/授業アイディア
学校名 静岡県 浜松市博物館
作成者・発表元 小川雅弘
スズキ教育ソフト株式会社
使用ソフトウェア・教材 お絵かき(キューブペイント)
ホームページ作成(キューブページ)
教育用統合ソフト キューブシリーズ製品情報

1.活動にあたって

主旨
 来館者に対して博物館でできることを知っていただく機会として、夏休みの期間を捉え、主に、歴史学習やこれまで博物館に対して興味や関心の薄い人たちを対象に企画し、新たな博物館利用を開拓する。
  IT社会に対応し、情報提供施設としての新しい役割の果たし方を示し、学校教育等での利用の向上を目指すと共に、子どもたちが学んだ知識を本物と結びつけ、生きた経験として身につける場として博物館が有効利用であることを示す。

      
内容
 参加者が博物館できることを知り、博物館を身近に感じていただくために、楽しく博物館を利用する新しい手法のひとつを示す。
 学校教育や博物館で取り組みが始まっている学習活動への専門情報の提示の仕方について、子どもたちを対象に情報教育の方向性をにらみ、子どもたちが主体的に歴史情報や体験学習の情報を収集し、選択・整理・発信する場を作る。そこでは、子どもたち自身が自分が体験した様子をデジタルカメラで撮影し、まとめ発信する。その発信された内容は、参加している子どもたちで共有され、感想を述べあったり、互いの経験を交換しあったりと言った交流が行われる。

活動
 機織り・勾玉作り・火おこしを体験し、その様子をデジタルカメラで記録、自分で調べたことや感想を加えて、次に体験する友だちや家族、学校の先生などに挑戦した体験活動の“コツ”をホームページにして伝える。(ホームページ作成ツールとしてハイパーキューブねっとJrを活用)


指導にあたって

 子どもたちが、学校で利用している学習支援ソフトやデジタルカメラを利用し活動できるように用意する。自分が活動しているときに、その様子を撮影することはできないので、参加者同士で撮影しあったり、その場にいる博物館スタッフが子どもの意図を汲み取り支援できるように声かけを行う。
 単に撮影したものに感想をつけて発信するだけにならないように体験活動に関連した書籍を子どもたちの活動の場のそばに置き、調べることができるようにする。



使用アプリケーション
ハイパーキューブねっとJr.

2.活動目標


自分が挑戦した体験活動の“コツ”をホームページにして学校の先生や家の人に伝えよう。


3.事前アンケート



Q1.パソコンの使用経験はあるか :全員 ある


Q2.触ったことがある人はどこで触ったか

:家のみ 2名   学校のみ 2名   家と学校 17名



Q4.パソコンでの文章作成経験 :ある 14名   ない 7名


Q5.パソコンでの描画経験 :ある 17名   ない 4名


Q6.ホームページ作成経験 :全員 ない


Q7.インターネット利用経験 :ある 13名   ない 8名


4.指導計画 (3日間のスケジュール)


学習活動

子どもの動き

留意点

1

1.

受け付け


名前を告げアンケートを受け取る。
名簿を用意しアンケート用紙を手渡す
パソコンの座席につくように促す
   

2.

あいさつ

おはようございます

おはようございます
   
3. 説明

話を聞き活動の見通しを持つ
この講座のあらましを話すとともにパソコンに触れながらホームページ作りの意欲付けを行なう
  
パソコンに触れたことのない子どもがいることも考えられるのでサンプルホームページを見る操作をしながら慣れさせる
  

4.

体験活動を選ぶ

話を参考に自分がやりたい体験活動を選ぶ
各体験活動のあらましは事前に話しておく
  
体験活動に戸惑っている子どもにはデモンストレーションして見せる
  

5.

体験活動を行なう

自分が選択した活動に熱中する
この活動にどれだけ熱中できるかが以後の活動を左右するので、十分な時間が取れるように留意する
  
活動に十分慣れてきたら『なぜだろうか』とか『昔の人もこうやっていたのだろうか』と子どもの思考を揺さぶる
  
もっと詳しく調べてみたいという意欲が湧くように揺さぶりたい
  

6.

体験の様子を記録する

デジタルカメラやメモに活動の様子を記録する
カメラの使い方がわからない子にはその方法を指導する
  
活動の様子を記録するワークシートを配布しておく
  
デジタルカメラは参加者が互いに取り合うようにするが、その際、自分の体験の様子はどんなことを写して欲しいのか確認するように促す

7.

体験活動について調べる

本やインターネット・係りの博物館員に聞き取りするなどして調べる
子どもたちが調べ活動の手段を自分で選ぶことができるように活動場所に用意しておく
  
ホームページでの検索はスタートページに用意したリンク集を利用する
  
さらに調べたい子どもには検索サイトの使用を支援するが、足りない時は講座時間外での利用を促す
  

8.

ホームページを作る

パソコンに記録した事を取り込む
ハイパーキューブねっとJr.で作成する
  
各自撮影した写真は自分のポケットに保存する
  
作成したホームページは自分のポケットに保存する
  

9.

ホームページを発行する

ホームページの発行を疑似体験する
作成したホームページを、サーバ内に用意したweb発行ポケット(共有)に保存し、ホームページの発行の擬似体験とする
  
web発行ポケットに保存したホームページのうち、webへの公開許諾を得たものは講座終了後、翌日の開催までにogawa-wakuwaku.netのwebサーバにアップロードする
  

10.

ホームページを見合う
できたホームページを印刷する
  
参加者同士で見せ合い感想を述べる
  
できたホームページを使い、他の参加者に体験の方法を伝える

出来上がったホームページは印刷するとともにフロッピーに保存しお土産とする


5.活動の様子


1日目: 火おこし・勾玉作り・機織りの中から自分が選んだ体験活動に挑戦しよう!

学習活動 学習内容

1.

活動の概要を説明する
 
  


これからの活動の概要を説明し、パソコンに触れながらホームページ作りの意欲付けを行なう。
   
事前アンケートを個々に記入させる。
   

2.

体験活動を決める


ホームページを参考にしたり、指導者の話を聞き、活動の見通しを持ちながら何の体験活動にするか促す。
 

3.

各自、体験活動場所に移動する。
個々の選んだ活動場所へ移動する。デジタルカメラを1台ずつ持たせる。
   
4. 各自作り方の説明を聞き活動に入る

機織り
布はどうやってできるの?どんな使い方があるの?どんなものをつくれるの?
   


勾玉作り
勾玉ってどうやって作るの?他にはどんな勾玉があるの?


   


火おこし
なぜ火が起きるの?。どんな工夫をすれば火が起きやすくなるの?


   

早く終わったら、どんなホームページにするか構想を練る。

5.

体験活動の様子を記録する

体験の様子をデジタルカメラで撮影したりメモしたりして記録に残す。 (ホームページを作る時に何を伝えたいかをポイントに記録する)
カメラの使い方がわからない子にはその方法を指導する。
    
活動の様子を記録するワークシートを配布しておく。
  
デジタルカメラは参加者が互いに撮り合うようにするが、その際、自分の体験の様子はどんなことを写して欲しいのか確認するように促す。

6.

体験活動について調べる


子どもたちが調べ活動の手段を自分で選ぶことができるように資料等を活動場所に用意しておく。
(本やインターネットで調べる・博物館の係りの人に聞く)   
ホームページでの検索はスタートページに用意したリンク集を利用する。
  
さらに調べたい子どもには検索サイトの使用を支援するが、足りない時は講座時間外での利用を促す。

7.

次時の説明



本時の体験活動をもとに、ホームページを作ることを伝える。
   
今日の体験をワークシートにまとめホームページの構想を練ってくることを伝える。
   
FDを集め預かる
  
宿題

うまくできたこと、できなかったこと、感想を自分なりにまとめてくる事

2日目: 体験の様子を記録した写真や疑問に思ったことを調べてホームページを作ろう
                                                                

学習活動 学習内容

1.

本日の活動内容を知る
 
ハイパーキューブねっとJr.を使ってホームページを作ることを知る。
  
各個に用意したポケットに撮影した写真は保存する。
  

2.

ハイパーキューブねっとJr.の使い方を知る


ログインの仕方から、1日目に活動の中で撮影した写真を個人のポケットにコピーしハイパーキューブペイントにて解像度を調整しハイパーキューブページに貼り付け編集することを知る。
   
撮影した写真は各個に用意したポケットに保存する。
  
web公開するにはファイル名はすべて半角英数で保存が必要な事を知る。
    (◆今日の日付でファイルに名前を付けてみよう)
 

3.

各自ホームページつくりの作業に入る


撮影した写真の中から、伝えたい事が伝わるような写真を選び出す。
  
活動について上手くいったこと、上手くいかなかったこと・教えてもらったこと(“コツ”)・調べたことなどをポイントに伝える。
  
つまずきがある子どもには、何をしたいか、何を伝えたいのかヒアリングしながら支援する。
  
作成したホームページは自分のポケットに保存する。
    

4.

できたホームページを保存する

  
サーバ内に用意したweb発行ポケット(共有)に作成したホームページを名前を付けて保存し、ホームページ発行の擬似体験とする。
  
できたホームページを印刷し確認してみる。 
      →【実際に後日web公開
   
参加者同士で見せ合い感想を述べる。
   

5.

次時の活動内容を知る
 
 

  
次のグループの友だちに自分たちが作ったホームページを使いながら体験の方法を伝えることを知る。
   

3日目: 自分のホームページを使って友だちに体験活動の“コツ”を伝えよう

学習活動

学習内容

1.

本時の活動内容を知る
 
  

  
昨日までの体験活動の“コツ”を、自分たちが作ったホームページなどを使って伝える。
  
体験活動をデジタルカメラで撮影する活動のお手伝いを積極的に行なえるようにする。
   

2.

他の参加者に体験の方法を伝える



自分たちが体験したことを思い返しながら、次のグループの友だちの撮影のお手伝いをする。
  
自分たちが体験した時のポイントなどを伝えながら友だちの活動を撮影する。
  
コミュニケーションがとれずにいる子どもには、一緒に活動に入りポイントを伝えられるように働きかける。
   
友だちの活動を支援するうちに、自分たちが作ったホームページをもっとわかりやすく、再度修正したいという気持ちにつなげ、伝える難しさと喜びを体験させる。
    

3.

まとめ最後に・・・



活動の感想をヒアリングする。
   
作成したホームページを修正したい人は、博物館や学校で修正できる事を伝える。
    
事後アンケート(感想)を提出し、活動を終了する。
   
この活動の成果物(各体験作品・ホームページ)はお土産として持ち帰ることができることを伝える。

6.子どもたちの感想




Aさん【感想】

Cさん【感想】

ホームページを作ったことがなかったのでできるか心配だった。学校でしかパソコンを使ったことがなかったので作れてよかったです。これからは家のパソコンも使いたいです。
大変だったことも有ったけど楽しかった。大変だったことは勾玉を削ったこと。楽しかったことはホームページを作ったこと。



Bくん【感想】
Dさん【感想】
機織りができてうれしかった。また、来年も参加したいと思います。
勾玉作りもホームページ作りもやったことがなかったから良い体験になった。また、やりたいです。

       

『わくわく博物館』にて活動の様子、子どもたちの作品が閲覧できます。  【http://ogawa-wakuwaku.net/】

   

7.子どもたちの成果


Eさん(機織り)    ◇Rさん(勾玉)    ◇Yさん(勾玉)    ◇Sくん(火おこし)

8.事後アンケート



Q1.ホームページ作成で工夫・苦労した点
字の大きさや色を変えたりした。
絵をいっぱい書いた。自分で絵を書いて使った。
4コマみたいにした。
写真や文字を打つのが大変だった。


Q2.ホームページで1番伝えたかったこと
自分で作る面白さ。
がんばっている姿。
楽しかったこと
上手にできたこととできなかったこと
作り方のコツ・方法
昔の人はすごいということ
大変だったこと、様子。


Q2.また、ホームページを作りたいか :全員はい


9.指導者より(感想)

     
参加者全員がホームページの作成経験がなく、デジタルカメラの操作も経験がない子どももいた。そんな実態の中で、わずか1時間あまりの作成時間で仮にもホームページの形になったことは、子どもたちにとって体験がいかにインパクトのある学習活動であり、表現したいことが子どもたちの内面に多く出来あがるかということを示すと共に、ハイパーキューブねっとJr.が、その操作の面で子どもたちにとって利用しやすいかということを示していると言える。


10.資料

    
ぼくも私も体験博士ワークシート 


ぼくも私も体験博士ワークシート


伝えよう!ぼくの体験!わたしの体験!


学年   5ねん   

名前   キューブ太郎        
■ 学校の先生や上の人に体験の様子を伝えよう!

選んだ体験(    火おこし     )



上手くいったこと 上手くいかなかったこと
 
 ホームページつくりは初めてだったけど、いがいとかんたんに自分のホームページができた。
 
  
  
 火をおこすときあさいところだと道具がよくわまるけど、すぐはずれてしまって、うまくいかなかった。
  
  


教えてもらったこと(だれから?)

 
 はじめはゆっくり、けむりが出てきたら、力を入れてすばやく回すといいと、博物館の先生に教えてもらった。  
 
  



調べたこと(何で?)
 
  ホームページで火をおこす時のコツをしらべた。火をおこすほかの方法もしらべてみた。  
 
  


どんな写真をとったか裏にメモしよう


    

  

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