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心でつなごう!ぼくらと校舎と世界の人たち

第7回キューブ活用コンテスト教材開発実践部門準グランプリ受賞 No.000435 2001/10/26


学校種・学年 小学校6学年
教科 総合的な学習の時間、(情報教育)
小学校6年 総合的な学習の時間 学習指導案/指導計画/授業アイディア
学校名 富山県 福野町立福野小学校 
作成者・発表元 白江 勉
使用ソフトウェア・教材 お絵かき(キューブペイント )
ホームページ作成(キューブページ)
教育用統合ソフト キューブシリーズ製品情報


1.単元名


心でつなごう!ぼくらと校舎と世界の人たち
    〜新校舎に伝えたい卒業生の偉業〜


2.単元の目標



卒業生のすばらしさに直にふれた体験を契機に、より多くの卒業生に出会いそのよさを広めたいなどと願い、自分にしかできないことにやりがいをもって取り組むことができる。【感じる力】
 
「校舎最後」をキーワードに、それに関係する地域の人々や商工会議所の人、専門家、在校生、交流校の人々などと積極的にかかわり、人とふれあうよさを実感できる。【かかわる力】
 
自分たちが後世に伝えたいと思う卒業生の業績や考え方を、自分が伝えたい相手に効果的な方法(パネルや写真集、ビデオ、漫画、劇、紙芝居、テレビ・ラジオ放送、全校児童を前にしたプレゼンテーションなど)で伝えることができる。【表す力】
 
卒業生の考え方などから学んだことをもとに、自分の生活の仕方を工夫したり、生き方を考えたりすることができる。【創り出す力】

3.単元について


新校舎の建設も順調に進み、来年の4月から、5年生以下の子どもたちは現在の校舎とは違った場所に建つ新校舎での学校生活を始める。新校舎には入れないが、現校舎の歴史を締めくくる機会をもらえたのが6年生である。先輩から受け継がれてきた校舎。よき伝統となっている朝清掃も続けている。「現校舎の締めくくり」という課題を与えられたことをチャンスとしてとらえ、校舎に関係する多くの人々とふれあいながら解決方法を探っていくことは、自分の生き方を考える契機となる。また、6年生全員で力を合わせて、今の校舎への思い入れをもつ人々に感動を与えることができたとき、人の役に立てた充実感を味わい、自信につながると考えた。
 
1学期、姉妹都市であるオランダ・リッセ市の使節団を招いて交流会を開いた。外国の人に出会えるという大きな期待感につつまれ、子どもたちはわくわくどきどきしながら真剣に活動を進めた。お茶(抹茶)や英語の先生などに協力を得ながら、交流集会では人とのかかわりのよさを実感したり成就感を味わったりすることができた。さらに子どもたちは、外国の人を最後の校舎に招待し、楽しく交流できた経験をもとに、次のような計画を立てた。「より多くの人々にもうすぐなくなる校舎に来てもらえるような、楽しいイベントを企画したい」「思い出を形にしてタイムカプセルにつめて埋めたい」である。

9月上旬、「出町思い出パーティー」の場を設定し、昔の給食や遊びを再現したりオリエンテーリング形式の学校探検を行ったりして卒業生と直にふれあうことができた。そして、昔の思い出話や今大切にしていることを聞いたことで、卒業生のよさを実感することができた。

本単元では、卒業生と直にふれあった経験から、「もっと多くの卒業生に出会い、そのよさを形にして残したい」という思いを引き出したい。まず、どんな卒業生の情報を収集していくか、自治振興会長や公民館長、商工会議所の人々の話をもとに決める。その後、子どもたちの希望をもとに分担を決めてより深く情報収集し、自分が効果的だと思う表現方法(パネルや写真集、ビデオ、漫画、劇、紙芝居、テレビ・ラジオ放送、全校児童を前にしたプレゼンテーションなど)でまとめていく。それをもとに、自分が伝えたい相手に伝えることで、成就感が味わえるように支援していきたい。その一つの場として、「冬のふれあい市」を考えている。昨年度、校舎移転ということで「木造校舎」(建物)にこだわって伝えたので、その経験を想起して「卒業生」(人)を伝えたいと考えるだろう。卒業生と会って話を聞いたり電話やメール、手紙、テレビ会議などで情報を収集したりして、卒業生の活躍の様子やそれに至るまでの苦労の様子をとらえる。それは自分の生き方や考え方を考える契機にもなるであろう。自分との比較を通して見えてきたものを、表現方法を工夫して伝えていくことで、外部評価を得ることができ、自信をもつことにつながるであろう。

この学習を通して、多くの人とふれあい、相手のよさを学びながら自己を高めていくことの大切さを実感してほしい。

4.全体構想(30時間)



















 

「出町思い出パーティー」で卒業生とふれあい、楽しかったし喜んでもらえてよかったな。卒業生と話をして、すごくためになった。すばらしい卒業生がたくさんいらっしゃることが分かったよ。
 

出町小学校や卒業生のすばらしさを新校舎の子どもたちや地域のみなさんに伝えたい。自分も卒業生の一人であり、尊敬される人になりたい。
 









 

 
 
 
 


















 
 
 


どのようにして調べればいいのだろう?

そのためには何をすれば
いいのだろう?

自治振興会長や校長先生など、卒業生にくわしい人に聞いて、誰をのせるか決めよう。
商工会議所に問い合わせてみよう。
卒業生に電話をしたり、直接会ったりして話を聞こう。
手紙を書いたりメールを送ったりして情報を集めよう。
テレビ会議をして情報収集しよう。
交流校の情報も収集して、比較しよう。

以前に出町小学校に勤めておられた先生に聞いてみよう。
卒業生や全校児童に聞いてみよう。
 
前向きな考え方で、自分にできることを実行していこう。
 
目当てに対しての自分の行動を毎日振り返り、「チャレンジ日記」を書こう。
 

どのようにして伝えれば効果的だろうか?(本時18/30

パネルを作って新校舎に掲示したい。(例)「輝け!出町10か条」
写真集を作りたい。
ビデオを作って全校児童に見てほしい。(例)「活躍する出町の先輩」
低学年の子どもたちにもよく分かるように漫画にして表したい。
ケーブルテレビでも放送して、砺波市民のみなさんに伝えたい。
劇で表現したい。
ホームページにして少しずつ情報を発信したい。
プレゼンテーションソフトでまとめ、全校児童の前でプレゼンしたい。
ラジオを利用して、砺波市民に自分の言葉で伝えたい。
紙芝居にして伝えたい。
 

比較して考えよう

自分の伝え方を振り返ろう









に伝






「冬のふれあい市」を利用して、より多くのみなさんに卒業生のすばらしさを伝えよう
 

評価をもとに効果的な伝え方について考えよう
 

自分史づくり【3学期】



5.育てたい力



感じる力 かかわる力 表す力 創り出す力


出合った卒業生のよさに気づく。
 
今までの自分の生き方を振り返り、目当てをもつことができる。
 
友達の感想を聞き、意見を交換し合うことができる。
 
これからも、より多くの卒業生とふれあっていこうとする。
 
卒業生とふれあっての感想を進んで発表することができる。
 
自分の計画を進んで伝えることができる。
 
伝えていきたい卒業生を選んだり必要な情報を収集したりする方法を考えることができる。
 
目的に向かって活動していくための自分なりの計画を立てることができる。
 


卒業生のすばらしさに感心し、自分の生活を振り返ろうとする。
 
友達の調べ方やまとめ方のよさに気づく。
 
卒業生の業績や考え方を調べることにより、未知のことを調べる喜びを味わうことができる。
 
「出町人材リスト」を作成するために、くわしく知っている人に進んで話を聞くことができる。
 
友達と広く情報交換し合って、協力しながら活動することができる。
相手によく分かるように、話したり伝えたりすることができる。
 
パネルやビデオ、写真集、プレゼンなど、効果的な方法で伝える工夫をする。
 
伝える相手を意識して、表現内容や方法にこだわることができる。
 
 
 
 
 
より多くの人々に伝えることができる。
どのようにしたら卒業生から情報収集できるか考え工夫し、自分ならではの方法で追及することができる。
 
自分のまとめたものを見直し、改善したり工夫したりして、よりよいものをつくろうとする。
 
 
 
 
 
 
 
卒業生から学んだことを、毎日自分の生活に取り入れていこうとする。
 

校舎での思い出などを共通の話題にして、卒業生とかかわることの楽しさを味わうことができる。
 

卒業生から学んだことをもとに、前向きに変わっていこうとしている自分のよさに気づく。
 



地域の人々に卒業生のよさが伝わる喜びを味わうことができる。
 
真剣に発表を聞いてくれる地域の人々のよさに気づく。
 
友達と協力し合って、「冬のふれあい市」の宣伝をすることができる。
 
「冬のふれあい市」を訪れた人々と積極的にかかわり、卒業生の業績や考え方を伝えようとする。
 
自分らしさを生かした方法で「冬のふれあい市」を宣伝することができる。
 
通りを歩く人々にも伝わるような表現方法を工夫して、発表できる。
 
より多くの人々に卒業生のことを効果的に伝える方法を考えることができる。
 
「冬のふれあい市」での活動を振り返り、地域の人々から学んだことを整理し、自分の生活に生かそうとする。
 

6.本時の学習(18/30時間



(1) ねらい
伝えたい相手を意識しながら、卒業生の業績や考え方を効果的な表現方法でまとめようと真剣に活動することができる。
 
(2) 展開

学習活動

教師の支援

1.

友達のよさについて、グループで話し合う。
 

2. 卒業生の業績や考え方を伝える準備をする。
パネル
デジカメで撮った写真を貼ったり、コメントを書いたりする。
 
写真集
カメラマンから、写真撮影するときに気をつけることなどを聞く。
 
ビデオ番組
卒業生にインタビューするなどして、ビデオ録画をする。
 
放送テープ
ラジオ局のアナウンサーにインタビューの仕方のポイントなどを聞く。
 
マンガ
伝記風のマンガを読み、参考にしたいことを書き出す。
 
ホームページ
5年生以下の子どもたちからもらったホームページに対する感想(掲示板)をもとに手直しをする。
 
紙芝居
作った紙芝居をテレビ会議で紹介し、感想を聞く。
 
 
プレゼン
先生や友達に見てもらって、アドバイスをもとに作り直す。
 
芝居にくわしい卒業生に自分たちの演技を見てもらう。
 




どこにパネルを置き、誰に見てもらいたいのかを明確にするように助言する。
 


話を聞くだけでなく、実際に撮影して、その様子にコメントをもらうように助言する。
 

撮影したものを卒業生に見てもらい感想をもらえるようはたらきかける。
 

実際にアナウンサーにインタビューするなど、体験的な活動を行わせる。
 

吹き出しへの書き込み方に目を向け、どうしたら気持ちが伝わるか考えさせる。
 

参考になりそうなホームページのURLを書いた紙を必要に応じて手渡す。
 

内容と表現方法の両面で評価をもらえるように、事前にお願いをしておく。
 

事前に評価用紙を作成しておくように助言しておく。
 
 

話を聞くだけでなく、修正した演技も見てもらうように助言する。
 

3.

ふり返りカードへの記入をする。
 



(3) 視点
 ・ 授業の最初にグループ学習で友達のよさを話し合ったことは、活動の中に生きていたか。

  

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