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有谷仁志

キューブが新しく生まれ変わる(1)
教育用統合ソフト <キューブきっず>、<キューブNext>は何が変わるのか。

有谷 仁志  スズキ教育ソフト 部長

平成2年(1990年)の教育用統合ソフト<ハイパーキューブ>発売以来、常に『キューブ』は学校現場の声に耳を傾け、時代に即した便利な機能・使いやすい操作性や配慮を取り入れつつ、数度のバージョンアップを経て進化し、今日、全国の学校でご活用頂いています。
今回、皆様の大きな期待を受け、教育用統合ソフト『キューブ』が小学校向け<
キューブきっず>、中学校向け<キューブNext>として大きく生まれ変わりました。
ハイパーキューブNet発売から4年、全国の学校から賞賛の声を受けつつ、より便利に、より使いやすくなって新登場の<
キューブきっず><キューブNext>を、スズキ教育ソフト部長・有谷仁志からご紹介します。

■ 2004/06/30掲載

 

キューブきっず
小学校向け教育用統合ソフト
<キューブきっず>

キューブNext
中学校向け教育用統合ソフト
<キューブNext>





 

 

ポケット機能
<ポケット機能>

新しいキューブでは、子どもたちが所属するクラスや個人毎の共有フォルダ<ポケット>が自動的に作成される。

ポケットバー
各アプリケーションの
<ポケットバー>

キューブのアプリケーションで編集している最中でも素材、サンプルデータすぐ参照することができる。

 

 

キューブくんナビ
デジカメ写真の取り込みには、<キューブくんナビ>が便利。手順にしたがい操作していくだけで、簡単&適切な写真の取り込みができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キューブきっず・キューブNext 開発の背景・コンセプト

弊社は、会社設立以来一貫して教育用ソフトの開発に携わってきました。そこには、これまで教育現場と共に培ってきた情報教育のノウハウがあり、それは、現場の先生方のご意見を頂いてきた中で、常に改良をつづけてきたことで得られたものです。
そして、その過程においては、コンピュータ自体の機能向上、またネットワークの時代の到来といった技術の進化がありました。
その両面をその時代時代において教育ソフトウェアメーカーとして製品に昇華させ、あらゆる教育場面で活用いただきつつ、常に新しい提案をすることが教育ソフトウェアメーカーであるスズキ教育ソフトの使命であると考えます。

ただ、日々進歩するコンピュータやネットワークを便利に使いこなす、あるいは効果的に利用する事はそんなに簡単な事ではありません。さらに、教育用のソフトウェアは、学習の目的を達成するための過程において、これを使えば便利、さらには学習効果が上がったというようにならなくてはいけないと考えています。ここで言う学習の目的を達成するための過程とは、学習を進める上で、何かを調べたり、まとめたり、伝えあったりといった様々な活動です。

よく、“コンピュータはどんな場面でも使えます”と聞きます。確かに、教育用統合ソフトであるキューブの基本的なコンセプトもそこにあります。
難しい設定や無駄な操作を極力自動化し、裏側では最大限の技術でそれらを支え、表面には優しい部分しか出さない。さらには、やりたいことがごく自然にそこにある、取り出せる、表現できるというようにインターフェイスを見直す事が必要でした。今までも研究を重ねてきた部分ではありますが、今回のバージョンアップでは特に注目しました。
そして、子どもたちの学習に対しては、学習場面のそれぞれに連続性・継続性を持たせ、目的を達成するための活動を支援します。先生に対しては、その授業を支えるための道具として裏側で支援します。そのような工夫も新しいキューブでは取り入れました。

ITをもっと身近に活用するための統合ソフト

つい数年前までコンピュータは、それぞれが単独で利用されているのに過ぎませんでした。しかし、今はそれぞれのパソコンがネットワークで繋がれ、サーバで管理されています。
こうなると、利用者(先生や子どもたち)は最初に、僕が使うよ、私が使うよとパソコンに宣言しなければなりません。これが「ログイン」と言われるものです。
ログインしなくてもコンピュータは使えますが、ログインしたなら(ネットワークに繋げたら)、単独で使っていたときにはできなかった様々な事ができるようになります。全く別の世界が広がるわけです。

しかし、ここに問題があります。とにかく、ネットワークを使いこなすのは難しいのです。
サーバにファイルを保存すれば、みんなが共有して使えるようになる、と言葉で表現するのは簡単ですが、実際にシステムを構築するには専門的な知識が必要になります。
ファイルサーバに保存するには、そこを指定しなければなりません。ディレクトリをいくつも開いて、やっとそこに辿り着く。フロッピーディスクに保存するような簡単さはありません。保存だけではなく、データを読み込む場合も同様です。
その前には、フォルダを共有設定しておく必要があるとか、このフォルダは子どもに見せたくない、触らせたくないなどの設定が必要であるとか、システム管理者がやるような分野が存在することは事実です。
コンピュータの利用者(特に初心者)がそのような事情を理解するのは難しいことです。

しかし、学校でのコンピュータ利用者を想定した場合、“なんでもできますよ!…設定すればね”ではだめなのです。そういった難しい部分こそ、ソフトウェアが裏側にまわって全部自動でやってあげる必要があると考えました。

新しいキューブはインストール時に子どもたちのポケット(保存フォルダ)や共有のポケットも自動で設定され、さらには素材やサンプルデータもすぐに参照できるように設定されます。
また、バージョンアップの場合も古い設定データを自動的に新しい形式に書き直します。名簿もデータも全部です。

子どもたちがログインしたら、自分の保存場所や共有の保存場所がすぐに見られます。
ワープロや表計算をするときにも同じ画面上でポケットが利用できるようになります。
・・・この辺の事は実際に利用していただかないと、その便利さは実感して頂けないかもしれません。

さて、先生の立場からすれば授業の準備や、授業後には子どもたちのデータを評価しなければなりません。それらを如何に簡単にできるようにするか。この辺が、新しいキューブでは全然違ったアプローチを用意しました。詳しくは後述しますが、画面を見てその使いやすさを想像してみてください。
 

IT機器との親和性

ネットワークと同様に、今回のバージョンアップで着目したのは「デジタルカメラ」と「液晶プロジェクタ」の活用です。

「デジタルカメラ」ですが最近は綺麗な写真が手軽に撮れるようになった反面、その画像ファイルのサイズも飛躍的に大きくなってしまいました。子どもたちが撮ってきた写真をそのままのサイズで全てをパソコンに保存すると、それだけでも大変な容量のハードディスクを必要とします。
そこで、子どもたち自身が撮影から取り込み、加工と一連の操作ができるようにならないかと考えました。
まずは、デジカメからパソコンに取り込む際に、複数の画像のサイズを一気に小さくしたり、縦横を直したり、ファイル名を整えたりするナビゲーションを用意しました。画面の指示に従っていくだけなので、子どもたちでも充分デジカメ画像の整理ができます。さらに、画像を並べて印刷する機能も付いていますので、デジタル処理だけでなく、デジカメから印刷して模造紙に貼り付けるような活動にも使えるように配慮しました。
さらに、デジカメとパソコンを繋げればポケット機能を使ってデジカメ内部の画像が確認でき、パソコンに一時保存することなく必要な画像だけを取り込む事ができるため、ワープロやホームページ作成、プレゼンでのデジカメ利用がグンと身近にできるようになりました。

次に「液晶プロジェクタ」ですが、学校にも多くの液晶プロジェクタが配備されたこともあって、これまでのOHPに代わり、パソコンと接続して先生が一斉授業で利用したり、子どもたち自身でプレゼンテーションで利用する機会も多く見受けられるようになりました。
これまではビジネス用のソフトウェアをそのまま使うといったケースが多かったようですが、やはり教育現場に流用すると不都合もあるという意見も聞かれますし、教育現場のニーズというものに対応できていない部分があるのも事実です。

そこで、新しいキューブには教育現場に向けた新しいプレゼンテーションソフトも用意しました。

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