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東京都江戸川区立篠崎小学校
川島真紀雄 |
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人類初の美術とは、野生動物を捕らえるために、石や棒を用いて狩猟の方法を伝えたという洞窟のアナ(穴)ログでした。それは、食料を得るために、一族に伝えたい重要な視覚情報でした。つまり、美術の歴史では、発生から道具や情報と大きく関わっているのです。その後、西洋美術史では、写真や印刷機の発明に対しても常に対応を模索し、それを活用したり、批判しながら、独自の表現を生み出してきました。まさに、科学技術の「進歩」の歴史とは異なり、美術は人間と技術・科学との「創造的な対応・解決」の歴史だったとも言えるのです。ですから、アートの世界では、ダ・ヴィンチの様に上手く描かなくても−便器を持って来て、デュシャンのように「これが、美術(泉)!」と言うことも許される表現なのです。
つまり、美術教育で育成しようとする人間は、情報教育と同じく単に絵や工作、キーボード入力の上手な子ではありません。知識と経験を持ちながら、自ら考えて判断したり、個人や社会の問題に対して、創造的に解決できるような「確かな学力」を具えた子なのです。
具体的な材料・道具を用いて試行錯誤したり、体験的に自分の答え(表現)を示す美術教育のねらい−それは、美術教育でITを活用しても変わるものではなく、新しいITという道具により、すばらしい表現をすることもできます。そして、言うまでもなく、その特性を理解しながら表現手段としてITを活用することは、この教科では予想内のことなのです。
なぜなら、美術教科の自然や課題から情報をつかみ、自ら必要な情報を収集して、編集して創造して発信する活動は、まさに文部科学省の掲げる「情報活用の実践力」と合致しているからです。
次回はその実践について触れたいと思います。
篠崎情報美術館
http://www.edogawaku.ed.jp/shinozakis/pasokon2.html
■ 2007/06掲載
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