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夏は、行事が沢山ありますね。七夕、花火大会、お盆、夏祭り、盆踊り、阿波踊り(東京では、高円寺の阿波踊りが有名です…??)
東京のお盆は7月です。そして8月の中旬になると、大勢の人が東京からそれぞれのふるさとに帰って行きます。お盆だからです。日本には、2回お盆があるようです。お盆だけではありません。2回ある行事、多いですね。お正月、ひな祭り、七夕、…
昔の暦(旧暦)と今の暦(新暦)があって、「どちらに従うか」で、2回あるのではないかな…? などと漠然と思っていましたが、よくよく見てみると、そうでもないようですよ。
かわうそさん運営のこよみのページの中で、新暦と旧暦とを一括
変換([新暦と旧暦]-[旧暦・新暦日付変換計算])してくれます。早速、実行!
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旧暦 |
新暦 |
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2004年 7月 15日 |
2004年 8月 30日 |
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2000年 7月 15日 |
2000年 8月 14日 |
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1995年 7月 15日 |
1995年 8月 11日 |
という結果が出てきました。あらら、1ヶ月遅れで旧暦になるわけじゃ〜ないんだ。う〜ん… 旧暦と新暦の関係って、どうなっているのかしら??
調べてみましたよ〜〜!!
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「暦 旧暦 新暦」というキーワードで検索して出てくる公的サイトのトップは、海上保安庁海洋情報部。その中に、わかりやすい説明や対応一覧表がありました。
こよみといったら、国立天文台じゃな〜い? というわけで、天文台にも行ってみました。よくある質問のなかの「暦に関する質問」に、説明がありました。
いくつかのページを読み比べてまとめると、こういう話のようです。
今、使われている暦(グレゴリオ暦)は、太陽の動きをもとに作られていて「太陽暦」と呼ばれている。明治6年1月1日(旧暦明治5年12月3日)に採用された。それ以前は、月の満ち欠けを基準にして作られた「太陰太陽暦」が使われていた。これを「旧暦」という。
旧暦では、新月の日を1日として、次の新月までを1ヶ月と数えたのだとか。となると、1ヶ月は今の暦でいうと、29.5日。12ヶ月で、354日。1年間で、11日ずつ、ズレが出てきますね! そこでズレを補正するために、閏月(うるうづき)を入れたのだそうです。あら、だったら2〜3年に一度は、閏月が出てくることになるわね? なになに…??? なるほど実際には、19年に
7回ほど、閏月があったそうですよ! 何月が閏月になるかということは、その年によるようです。わかりにくい話ではあります。暦がさぞかし、大切だったことでしょう。
調べていて、面白い情報を見つけましたよ。この太陰太陽暦ですが、行政歴史研究会の日本の暦の歴史によると、692年(持統天皇)の頃から使われ出して、何回も修正を加えながら明治の改暦まで1180年間続いたとか。すっかり日本の生活の基盤となっていたことでしょう。ところが、明治政府がこの改暦を決めたのは明治5年11月9日。その後
1ヶ月もたたない12月3日に施行しています。なぜ、そんなに急いだのか?! 先の海上保安庁のページによれば、明治政府の財政難が大きな理由だとか。月給制にしたのだが、明治6年は閏月。このままでは13回月給を支払わなければならない。そこで急いで、新暦に改め、翌年の人件費の出費を1ヶ月節約したとか。なるほどね。。。
明治の改暦で、日本全国大混乱。既に印刷されていた暦は、すべて廃棄!! お正月が1ヶ月早くやってきてしまう!
行事、しきたり、生活様式… これは長い年月かけてユックリ作り上げられてきた生活文化ですからね、簡単には変えられません。でもお膝元、東京は、変わらざるを得なかった。お盆はいったい、どうなったのでしょう〜!! 調べてみました〜! なんと日本には、お盆が3回あるようですよ!
これまでのしきたりをとるか、新しい行政に従うか、それぞれの地域の捉え方や生活習慣の違いによって、
1.新暦7月15日前後・・・おもに東京近辺
2.旧暦7月15日前後・・・沖縄など(年によって、日にちが変わります。)
3.新暦7月15日前後・・・関西他(俗に「月遅れの7月15日」)
に分けられるようです。今は「3.新暦8月15日前後」が、一番盛んだとか。夏休みで、都会に出て行った若者や次世代家族が帰省しやすいということもかかわっているようです。 さすが! 臨機応変の日本人魂!!
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さて、お盆ですが、お盆って、なんでしょう? 「ご先祖様があの世から帰ってきて数日滞在し、またあの世に帰っていく」ということですが、それはどういう意味なのでしょう? また、お盆には盆踊りがつき
ものですが、どうして踊りを踊るのかしら? お盆アレコレ、調べてみました。
お盆のいわれ・しきたりなどの情報は、趣味の和菓子・喜屋さんのサイト内PAPER
CONTENTS のページや、全国有名仏壇店ネット、提灯ドットコムといったサイトで、サービス提供されています。沢山ありますが、残念なことに一次情報(大元になるオリジナルな情報)は、見当たりません。参考図書を紹介してあるページがありましたが、10〜40年前の本のようでした。
日本のお盆行事(盆踊りもですが)の文献資料は、あまり残っていないようです。仏典が残されているため、少し情報がありました。「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼ぶのが正式という説が多いようです。「盂蘭盆」は、サンスクリット(梵語)の「ウッランバーナ」からきている(意味は「逆さ吊りで苦しんでいる」あるいは「苦悩を救う器」とマチマチです)。モクレン(釈迦の弟子)が霊視で、地獄で苦しんでいる母親を知り、それを救おうと釈迦の教
えに従い供養をしたということに、端を発していると書いてあります。
他には、イラン系のソグド人の用いる言葉ウルヴァン「霊魂」が語源で、イラン人の霊魂崇拝と中国の農耕儀礼とが合体したという説もありました。また「盂蘭盆会とお盆とを結びつけるのはムリがある」という説もあるようで、ルーツを知るのは、難しいようですね。。。
私としては、先祖を供養する という、多くの国に見られる人間の共通した行為は理解するとして、その話と「ご先祖様が帰ってくる」という話とが、どこで結びつくのかが興味あるところなんだけどな〜〜…
死んだ人が年1回戻ってくるという話、西洋にはない感覚ですが、日本にはあるわけでしょ。他のアジア(仏教圏)にはあるのかしら??
他の国のお盆行事の情報は、ネット上には少ないですね。中国では中元節の一環として、先祖供養が行われるようです。ベトナムでは、お盆にお寺参りをすると「精進料理」が配られ、それを食べると神様が幸運を与えてくれると、いわれているそうです。どちらも、供養どまりね。韓国ではベクチュン(百種・白衆)として15日に寺院で供養し、夕方から各家の前でも野菜などを供え、先祖の魂を呼び寄せるようです。こちらのご先祖様は、日帰りのようね。
盆踊りについては、ボンオドリネットというグループが盆踊りの世界というサイトで、わりと詳しく紹介していますが、一般読者からの情報提供を募っていましたので、なかなか情報収集に苦労しているようです。
盆踊りは民衆の間で作り上げられてきた伝統だけに、ネット上に文献資料となるようなものは殆どありません。後世になって、風流踊りや念仏踊りとのつながりを指摘する声もありますが、民間伝承は多分、もっと複雑なのでしょうね… しかし、いつの頃か、お盆の時期に多く踊られるようになり、夏祭りとお盆とあいまって、いまだに根強い人気を誇っているようです。阿波踊りやエイサーも、盆踊りの仲間だとか… 先祖も家族もみんな集まってきた夏の数日を、地域社会の中で、祭り・集い・踊りながら、互いの存在を確かめ合ってきたということなのでしょう。
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夏の頃には、花火大会が行われます。これって、お盆と関係あるのかしら? 花火の歴史を調べてみました。
丸玉屋小勝煙火店さんの花火の歴史・用語によると、鉄砲伝来(1543年)によって火薬が日本に持ち込まれてから歴史が始まります。その後の国内の流れはT.SakaiさんのAria2というサイトのArea花火の歴史や江戸屋たかはし丸:花火の歴史と屋形船でお楽しみください。西洋の花火は、お墓やご先祖とは無縁です。日本の花火大会はどうして夏祭りの頃、これほどまでに大規模にしかも美しく競い合って開かれるのでしょう? これについては、墨田川の花火大会が鍵になるようです。丸玉屋さんによると、「1733(享保18)年、前年の大飢饉とコレラの大流行による死者の霊をなだめ、悪霊退散祈願のため8代将軍吉宗は「施餓鬼」を催し大川端で花火を打揚げた。これが世に言う両国の花火である。」ということです。2万発の、夏の開幕を告げる両国の花火は、お盆供養に打ち上げる日本の花火大会の開祖としても、堂々たる存在だったようです。精霊流しに花火を打ち上げる地域も多いようですね。
花火を見られなかった方、きれいだけど音が怖いという方、日本の花火に行ってみてください。全国のきれいな花火が、見たい放題! きれい。。。ホッ。。。
七夕は「お盆の始まりだった」とする説もありましたよ。天人(織女)と人間界(牽牛)とが年に1回出会うということとお盆とは、同じ意味を持つのだそうです。う〜ん、ムリがないかな〜 でも、夏の農閑期の楽しみとして、仏教伝来のお盆と、民間伝承の七夕とを合体させたのは事実のようで、地方によっては、旧の七夕からお盆までを一連の行事として行うところも多いようです。ここら辺のアバウトさは、日本的だな〜
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確かな情報が少ないものを調べるって、大変ですね〜〜! でもどうやら夏の風物詩、七夕、お盆、盆踊り、花火… は、み〜んなどこかで繋がっている、日本特有の夏行事だといえそうです。歴史も、意外に新しく、江戸末期から明治、大正、昭和と、だんだん形を整えてきたのですね。
楽しいことは、沢山あるほうがいいから、それでもいいけど〜、あまり商戦に乗っかって騒ぐよりも、古来の人の心を探りながら、新しい時代の風物詩を作り上げていきたいものだと、思いましたよ。。。
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