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今年は台風が多く、被害も大きかった。毎年繰り返される台風とのお付き合い。来たらどうなるか予測できるけど、備えは万全だったかしら…?
「相手(台風)がどう出てくるかわからない」「来ないかもしれない」と時が流れ、台風一過、自然の力の大きさを再確認しうなだれる。外れかかった看板、修理を待っていた屋根、… 直しておけばよかった…
勿論相手は自然です。「万全などありえない!」という側面もありますが…
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携帯電話が、子どもたちの世界にも普及してきています。どれくらいの普及率でしょう? 総務省の平成15年通信利用動向調査
世代別の情報通信機器の利用率によると、6-12歳で12.7%、13-19歳で67.4%となっています。
総務省の全国消費実態調査の県別統計によると、保有率は日本列島の中央部のほうが高いようです。
中学生がどのくらい所有しているか、少しシミュレーションしてみました。16-19歳の保有率を20-28歳の保有率(84.7%)と同等だと仮定すると、13-19歳の平均値を67.4%にするには、13-15歳の子どもたちはどれくらい携帯電話を保有してることになるのか?(◆表1⇒)
高校生の保有率を低く見積もれば、中学生の保有率はもっと上がります。
同じ手法で、小学校高学年の保有率を予測してみます。小学校4年生以下は殆ど所持していないとし、6年生の保有率は中学1年生とほぼ同じと仮定して、数値を出してみました。低学年からの保有率を少しあげてみても、大差は出ません。(◆表2⇒)
少なくとも、小学校高学年から中学生(だんだんと自己が芽生えだす年代)の3〜4割が、携帯電話を所持し始めていると想像できます。この傾向はさらに増加することでしょう。何が起きるかは、予測できます。備えは万全かしら??
携帯電話を使うと、私たち保護者(親や先生)を飛び越え、大人社会から直接子どもたちにコンタクトできます。これまでの社会ではなかったことです。この違い、とても大きい…
また、自己が芽生えだした子どもは、もう保護者に逐一、助言を求めたり報告したりせず、自分の判断で処理しようとします。これは自己形成の始めとして尊重もしたい。
そこで保護者側には、これまで以上の能力が望まれてきます。子どもたちの自己形成を尊重しつつ、見守り(観察し)把握し、「ここぞ!」というポイントで的確に助言や援助ができる力です。携帯電話の保有に関して言えば、'保有'で起きることを正しく知っておくことが不可欠になってきます。
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このコラムの2回目(何か解禁し忘れていませんか?)でも紹介した、全国警察ハイテク犯罪相談窓口等一覧から、全国の警察の対応(2004年9月現在)を見てみました。どの警察も、ネット犯罪の窓口を設けていますが、扱いは地域格差があります。携帯電話は度外視してるもの、単にアナウンスしているだけのもの、事例等を明示して詳細に説明したものとさまざまですが、携帯電話に関連した事故事例のトップは、どうやら「不正請求」のようです。
これらのページを見ていて「身に覚えがない請求の場合は、無視をしましょう」という表現が気になります。身に少し覚えのある場合は、どうしたらいいのでしょうか?
小学校高学年・中学生の時期、異性への興味はあって当然。でもそれを「どう制御するか」とか「好きという気持ちと性的興味の違い」とかのメッセージを、きちんと伝えられる家庭も教育現場も少ない。大人の目が届かないところで、携帯電話を通じて誘われて、チョット覗いてしまう子どもがいても不思議はない。それは「悪いこと!」なのでしょうか?
5月、私の携帯電話におかしなことが起き始めました。女の子からの誘いのメールや、勧誘のメールです。最初は、一日2〜3通という感じでした。すべて、WebページをアクセスするようにURLが書かれています。一ヵ月後(6月)、弁護士事務所というところから、メールが来ました。
@@法律事務所
お客様にご報告があって連絡しました。
以前お客様の携帯電話から、アクセスがありました、サイトの通信料未納によりお客様に対して訴えが上がっております。
(中略)大至急ご連絡下さい。尚、ご連絡無き場合、告訴状を提出させていただきます。(受付時間)10時から17時までに必ずお電話ください。
TEL03-5155-**** 080-3437-**** 担当弁護士 @@まで |
はあ〜ッ???
なんだろうこれ…??
私が、携帯電話でWebにアクセスしたのは1回だけ。
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++++の携帯をご利用の方全員に獲得のチャンス!当社設立10周年を記念した一大プレゼント企画です⇒
http://*****.net/++++fone ←さぁ、緊張の一瞬です! |
というメールに、遊び心でアクセスしたときだけです。そのアドレスに、パソコンから再度アクセスしてみました。長い長い文書をよくよく読むと、++++からのメールではなく、何かの会員登録を兼ねているらしい文面。そこにアクセスしたことで、
あやしいメールが届き始めたようです。
電話も弁護士事務所も、どうやら偽者。登録しただけで請求が来るというのもおかしな話だな… と思い、調べることにしました。それまでは消去していた
あやしいメールを保存し、様子を見ることにしたのです。
連日連日、日に10〜20通、女の子からメールが送られてきます。さらに1ヵ月後、また不正請求メールがきました。再度無視。メールはさらに増え、日に30通も届くようになりました。私自身のメールアドレスからも来ます(アドレス
偽装)。まったく同じ文面のメールが違うアドレスから何通も来たり、同じアドレスから連続して他のアドレスから来た文面と同じメールが来ます。いくつかのグループが機械的にパソコンを使って、メールアドレスを
偽装して送りつけているかのようです。
沢山たまったので、携帯電話ソフトを使ってパソコンに取りこみ、表計算ソフトで集計です。
週末や祭日には、沢山来てます。一日の中では、午前中と夕方以降に集中します。すべてのメールにはURLが書かれていて、アクセスするよう誘っています。携帯電話でアクセスすると個人情報が漏れるので、プロバイダー接続経由でパソコンからアクセスしてみます。数ヶ月たった今では、アクセスできなくなっているページもありますが、多くのページは今でも生きています。パソコンからは、通常の方法ではそれ以上中へは入れません。URL(ドメイン)が違っているのに同じデザインのページも相当あります。簡単にドメイン部分からレンタルできるのでしょうか? それとも、サーバを沢山運用するほど、儲かるってこと? そして、始まってから約3ヵ月後、急にメールが来なくなりました。
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● 異性への興味・関心は、自然なこと(それ自体は悪いことではない
● 人間は同時に、好き という感情を持つこと
● 好き と 異性への興味 は、同じではないこと
● ある年代、興味・関心が強まり、それをコントロールすることを学ぶ必要があること
● どう行動するかが、その人間の価値に繋がるということ
● 世の中には、興味関心を刺激し、制御を狂わせ、金儲けをしようと誘う、愚かな大人がいること
● へんなメールは、防ぎようもなくやってくること
● 無視をする という方法を学ぶこと
● どのような場合でも、こちらの個人情報が相手に知られるような行動はしないこと
● この手の誘いに乗ると、次に何が待ち構えているかということ
これらを年頃のわが子に話しました。「友だちとも話題にしておきなさいね(教えてあげてね)。」真剣に聞いていました。
これは本来、学校で学ぶこととは違います。「どこで学ぶ」という議論はおかしい。学校、家庭、地域… 日本社会全体で、大人から子どもたちに伝えていくべきメッセージです。しかしまだ、社会全体にその力がないのが現状。やはり今は、次世代育成のプロ集団として、われわれ教員が始めていきたいものです。
中学・高校の頃に、自分や大人、自分たち、社会… そういうことを考えるのは大切です。照れずに個人情報を表に出すことなく真剣に考えられるこういう話題を友人と語るには、ホームルームの時間がとってもいいと思うな〜〜〜!!
子どもたちが携帯電話を通じて巻き込まれる「大人社会の愚かさ」は、犯罪までは行かないことも多く、警察の管轄とは違うようです。「青少年の成長環境」を第一に考えた公的サイトはまだ見つかりませんが、国民センターがこの夏、全国の相談件数などの実体をまとめ、公表しました。架空請求が来る業者名の公表、具体的な対策、メッセージおよび関係部署へのリンク集など。全国の消費者センターに分散していた事例がこここから見にいけます。社会の現状に対する静かな「怒り」が感じられ、なかなかいいです。
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見た分は、適正価格で支払う必要はある。でもチョット覗いたぐらいで数万円の請求は、ありえない。見たくて見ちゃったのなら、言いなさい。法外な価格なら、裁判してでも筋を通すから、君は心配しないでいいよ。裏でジトジトしてないで、正面から公明正大に行動していれば、悩むことはないからね。これからは、自分と社会とがもろに繋がっていることを意識して、自分は社会の中でどういう立場で生きて生きたいのかよく考えなさい。いい勉強したね! |
そう言ってやれる保護者(含:教員)が増え、社会全体(大人)が「自分たちの愚かさを認識し、NOのメッセージを出し続ける」という次世代育成の底力をつけていけたら、嬉しいな〜〜!
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