授業実践リポート ICT活用&情報教育

School Now

岡山県 津山市立河辺小学校

修学旅行で学んだことを

プレゼンしよう

 

6年生 総合的な学習の時間 
〈キューブきっずシリーズ〉活用事例 

2004/12掲載

 

 

 岡山県津山市立河辺小学校は、「表現する子」を教育目標の一つとして掲げている。同校の総合的な学習の時間の中で、子どもたちが修学旅行で学んだことをまとめ、子どもたち自身がその内容を伝える〈プレゼンテーションする〉活動が行われました。
 プレゼン資料の作成から発表まで教育用統合ソフト〈キューブきっず〉に内包される教育用プレゼンテーションソフト〈キューブプレゼン〉を活用した実践を紹介します。

 

まず “ワークシート”を使って情報を選び、流れを考える


“修学旅行を振り返ろう” 教師がいくつかのテーマを提示し、それぞれのテーマをグループ毎にまとめる。

 


まずワークシートで情報を整理し、発表の流れを考える。

 津山市立河辺小学校6年生は、本年度の修学旅行で隣県の広島県広島市を訪問した。
 一人一人が多くの事を学び充実した修学旅行が終わり、学校に戻った子どもたち は今回の修学旅行を振り返り、学んだことについてまとめる課題に向かった。
 いくつかのテーマ毎に1グループ(2人1組)2分程度の発表内容でまとめる活動である。

 プレゼン資料の作成は、いきなりソフトウェアを使って作るのではなく、 まずワークシートを使 って発表の流れを考える。自分が伝えたい内容を整理するのに効果的である。
利用できる写真は表紙を入れても5枚程度と指定された。 情報を絞り込んで内容をまとめるという工夫である。
 子どもたちは、廊下に張り出された修学旅行時の写真から必要となる写真を選択し、ワークシートには選択した写真の番号だけを記入した。
 こうした先生の工夫により、説明時の流れを考えるための時間を多く取ることが可能になっている。

 

 

〈キューブプレゼン〉でプレゼンデータの作成

プレゼン資料作りは教育用統合ソフト〈キューブきっず〉に内包される〈キューブプレゼン〉を使用。

 


修学旅行先の広島で撮影した写真を配置。簡単に流れを組み立てることができる。

 〈キューブプレゼン〉を使って発表資料を作成する当日、子どもたちはワークシートを片手に満面の笑顔でパソコン教室に集まった。授業開始時に5分程度の説明を受けると、すぐに作業に取りかかり始めた。
 〈キューブプレゼン〉は左側に表示される写真集の中から、あらかじめ選択しておいた写真をストーリーバーに ドラッグ&ドロップするだけなので、非常に簡単に流れを組み立てることができる。
 また、プレゼンに必要な文字を書き込む、イラストを付け加える、スライドの順序を入れ替えるといった作業も直感的に利用できる 。
 子どもたちは悩むことなく作業を行うことができ、パソコンソフトにありがちな「操作を覚える」事に集中してしまうのではなく、「内容をまとめる」事に真剣になっていた。
一通りの作成が終わった後も、発表の流れを再度見直し、より伝わるように写真を入れ替える作業まで充分に検討させることができるメリットは大きい。

 

 

 

相手に聞いてもらうことを意識した“発表”の工夫


〈キューブプレゼン〉で作成した資料を実行したプレゼンテーション。発表を工夫し、“伝える学習”を深めていく。

 活動はそれぞれのグループがまとめた内容の発表”に移る。
子どもたちが〈キューブプレゼン〉でまとめた資料は、発表 を行う際スクリーンに実行画面として映し出される。

 発表を行う子どもたちは、「話が変わる時には間を入れる」「指示棒を使う」「聞いている人の目を見て話す」など、それぞれ心掛けるポイントを事前に学習して発表に臨んだ。
 他のグループ発表を聞く子どもたちは気づきや評価のポイントがわかるように 準備して発表を聞いた。
これらの準備にも〈キューブプレゼン〉付属のワークシートが印刷・配布されて活用されている。
 ワークシートの活用は、「声の出し方」「間」「ジェスチャー」などを意識することで、相手に聞いてもらう工夫を子どもたち自身に考え させることを目的としている。
子どもたちの発表は決しては手慣れている訳ではなく、むしろ苦手な子も多く、まとめた内容を発表するのに精一杯な様子 もうかがわれた。しかし今回の活動は普段の授業でも発表を意識させるための良い機会 になったようである。
 自分の発表や友達のプレゼンテーションを通じ、「発表をするときは、そこに自分たちの意見や思いを反映させる事が大切 」という点に気づき始めたようであった。


明石昌幸 先生

今回の学習活動を行った6年2組の担任、明石先生は授業を振り返り「プレゼンテーションは、やはり何度も練習を行う事が大切と考えている。」 と語る。
そして、「今後も文集(作文)・模造紙・劇・学習発表会・参観日等に於いて、相手を意識しながら「伝える」学習を深めたい」との抱負を いただいた。

 

 

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